赤ちゃんとこどもの安全ノート › 1〜2歳

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寝床を移す

ベビーベッドから大人用ベッドへ

満2歳まではベビーベッド。ベッドガードが使えるのは18か月から60か月まで

柵を乗り越えるようになると、寝床を移す話が出てきます。しかし消費者庁は、満2歳になるまではできるだけベビーベッドに寝かせるよう求めています。入院を要する家具等からの転落97件のうちベッドが34件(35.1%)で最多で、その内訳は大人用ベッド11件、ベビーベッド10件、2段ベッド7件でした。

寝床の比較図。左は危険な例で、大人用ベッドの縁に取り付けたベッドガードとマットレスのあいだにできたすき間に、1歳すぎの子どもの頭と上半身が落ち込みかけている。ベッドの上と床のまわりに枕やクッションが置かれている。右は安全な例で、同じ子どもが床に直接敷いたジュニアサイズの敷布団にあおむけで寝ていて、まわりに物がない 左は危険な例、右は安全な例です。
左:ベッドガードとマットレスのすき間/右:床に敷いた子ども用の寝具
  • すること:
    満2歳までは、ベビーベッドを続ける
    消費者庁は、大人用ベッドに寝かせるのではなく、満2歳になるまではできるだけベビーベッドに寝かせるよう求めています。添い寝で寝かしつけたときも、眠ったらベビーベッドに移します。
  • すること:
    移すなら、床に敷く寝具にする
    大人用ベッドの高さをなくせば、転落そのものがなくなります。硬めで平らな敷布団を床に敷くのが、いちばん単純な解です。
  • しないこと:
    ベッドガードを、18か月未満と60か月以降に使わない
    SG基準が想定しているのは18か月から60か月です。消費者庁は18か月未満には絶対に使用しないよう求めています。上の境目にも意味があり、5歳を過ぎると転落防止にはなりません。
  • すること:
    ベッドと壁のすき間を、ふさぐのではなく、なくす
    消費者庁は、ベッドと壁の間に隙間ができないようしっかりとくっつけて固定するよう求めています。すき間を枕や毛布で埋めるのは逆で、鼻や口を覆います。
  • しないこと:
    転落対策のつもりで、まわりに枕やクッションを置かない
    消費者庁は、衝撃をやわらげる目的でも、すき間をなくす目的でも、ベッドの周りに枕・毛布・クッション等を置かないよう求めています。
  • しないこと:
    2段ベッドの上段に、この年齢を寝かせない
    入院を要したベッドからの転落34件のうち7件が2段ベッドでした。上のきょうだいと同じ部屋に移るときも、下段にします。はしごを登れるかどうかは、安全の基準になりません。

ベッドガードが使える期間

製品安全協会のSG基準は、幼児用ベッドガードを 生後18か月から60か月の幼児がベッドから転落するのを防ぐための製品としています。 下にも上にも境目があります。

  • 18か月未満 … 消費者庁が「絶対に使用しない」よう求めています。 しっかり固定しても、ガードとマットレスのすき間に挟まります。
  • 60か月(5歳)を過ぎたら … 対象外です。 体が大きくなると、ガードを越えて落ちるか、ガードごと外れます。

協会自身が、危険なすき間ができないことを確かめる試験が基準に入っていないことを 限界として挙げ、改正を検討しています。 くわしくは4〜6か月タブ「ベッドガードとベッドのすき間」にまとめました。

🛍 グッズの選び方

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  • 床に敷く寝具なら、転落そのものがなくなります。固綿入りか多層構造の、沈み込まない硬さのものを選びます。
  • ジュニアサイズ(幅85〜90cm)が目安です。大人用のシングルは、親の寝具と並べたときに場所をとります。
  • 三つ折りできるものだと、日中は畳んで部屋を広く使えます。敷いたままにしないほうが、湿気もこもりません。
  • 低反発や厚手のトッパーを足しません。やわらかく沈む面は、うつ伏せになったときに顔が埋まります。

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この項目の根拠
  • 子どもの転落事故に注意!─住環境や発育・発達に応じた事前の対策を─(消費者庁・PDF)(新しいタブで開きます)
    入院を必要とする転落事故412件のうち家具等からの転落は97件で、0歳が45件と半数近く、0〜2歳で70件と7割以上であること。発生場所は「ベッド」34件(35.1%)が最も多く、その内訳は<strong>大人用ベッドでの事故が11件、ベビーベッドでの事故が10件、2段ベッドでの事故が7件、その他6件</strong>であること。主たる危害部位は頭部・顔面・首が65件と最も多いこと。高い所に限らず比較的低い所からの転落であっても頭部の骨折や頭蓋内損傷の事故が発生していたこと。大人用ベッドに寝かせるのではなく<strong>満2歳になるまではできるだけベビーベッドに寝かせ</strong>、寝かしつけのため大人用ベッドを使って添い寝する場合は寝かしつけた後にできるだけベビーベッドに移すこと。ベビーベッドの柵は転落防止のため常に上げて使用し、床板の高さが変えられる場合はつかまり立ちをし始めたら床板を低くして、足がかりになる物を中に入れないこと。ベッドと壁の間に隙間ができないよう固定すること。ベッドの周りに枕・毛布・クッション等を置かないこと。大人用ベッドに取り付ける幼児用ベッドガードは、生後18か月未満の乳幼児には絶対に使用しないこと、しっかりと固定しても子どもがすき間に挟まるおそれがあること。製品購入前に子どもがその製品の対象月齢か確認し、購入後は取扱説明書や注意表示を使用前によく確認すること。
  • 幼児用ベッドガードの基準改正(案)について(一般財団法人製品安全協会・PDF)(新しいタブで開きます)
    SG基準は、生後18月から60月の幼児がベッドから転落等することを防止するために使用する幼児用ベッドガードを対象としていること。ベッドガードを乳幼児の睡眠用具として使用する場合、ベッドガードとマットレスの間に乳幼児が挟み込まれて窒息するリスクがあること。適用年齢を制限しているにもかかわらず実際には0歳児を寝かせている事例が散見され、死亡事故も0歳児が多いこと。SG基準には製品がマットレスにしっかりと固定されていることを確認する試験はあるが、危険な隙間ができないことを確認する試験が入っていないこと。
  • みんなの消費安全ナビ Vol.689 乳幼児用ベッドガードとベビーカーを購入する際には「子供PSCマーク」の表示を確認しましょう!(消費者庁)(新しいタブで開きます)
    乳幼児用ベッドガードについて、18か月未満の乳幼児には絶対に使わないこと。マットレスとベッドガードに隙間があると挟まれて窒息するおそれがあること。令和8年(2026年)7月8日に乳幼児用ベッドガードが子供PSCマークの対象製品として追加され、施行の日から1年間は経過措置が設けられていること。