赤ちゃんとこどもの安全ノート › 1〜2歳

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溺水を防ぐ

浴室・プール・水辺

「見ている」ではなく「手が届く」距離で見守る

歩けるようになると、水辺に自分から近づきます。日本小児科学会の調査では、溺れかけた子どもについて「声を出していなかったと思う」が1,156名中1,000名(86.5%)でした。一方で「バシャバシャ音を立てた」は60.4%あり、音がしないことだけを目印にはできません。

浴室の比較図。左は危険な例で、浴室の引き戸が開いたままで浴槽に湯が残っており、子どもがひとりで入っていこうとしている。右は安全な例で、浴槽の水は抜いてあり、入口に白いベビーゲートが閉まっていて、子どもは脱衣所側にいる 左は危険な例、右は安全な例です。
左:残し湯と開いた戸/右:水を抜き、ゲートを閉める
  • すること:
    入浴後は浴槽の水を抜き、浴室に入れない仕組みをつくる
    消費者庁は、入浴後に浴槽の水を抜くことを習慣にし、子どもだけで浴室に入れないようベビーゲートなどを設置するよう求めています。1歳以降も続けます。
  • すること:
    水辺では、手の届く距離で見守る
    消費者庁は、プールや海で浮き輪を使うときも腕の届く範囲で、すぐ助けられる状況でのみ使うよう求めています。浴槽用の浮き輪は、日本小児科学会が使用しないよう勧告しています(0〜3か月タブ「沐浴・入浴中の溺水」)。
  • すること:
    海や川では、ライフジャケットを着せる
    警察庁は、幼児や泳げない学童等には必ずライフジャケットを着用させ、保護する責任のある者が付き添って目を離さないよう求めています。体のサイズに合うものを選びます。
  • しないこと:
    浮き輪にまかせない
    子ども用の浮き輪は救命用具ではありません。浴槽用の浮き輪が回転して顔が水中に潜った事例があります。
  • しないこと:
    数秒でも、浴室や水辺から離れない
    スマホを見る、タオルを取りに行く。消費者庁は、どちらもほんの数秒と思える時間で事故が起きていると書いています。近くにいても、立ち位置によって死角ができます。
  • すること:
    大人が複数いるときは、見守る人を決めておく
    消費者庁は、入浴の際に複数の保護者が関わるようにすればより安全だとしています。誰が見るかを決めていないと、全員が「誰かが見ている」と思った状態になります。

🛍 グッズの選び方

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  • 海や川では、浮き輪ではなくライフジャケットを着せます。桜マーク国土交通省が型式承認したライフジャケットに付くマーク。浮力などの基準を満たしている。(国土交通省型式承認)の付いたものは、国の基準で浮力が確かめられています。
  • ライフジャケットは身長と体重で選びます。大きいと水中で体から抜け、顔が出ません。股下のベルトがあるものにします。
  • 浴室は、子どもが自分で戸を開けられないようにします。賃貸なら、跡が残りにくい貼って外せるタイプのストッパーが使えます。
  • 湯を抜くことと、戸を開けられないことは両方やります。残り湯を使う日は、戸の対策だけが頼りになります。

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この項目の根拠
  • 御家庭内での子どもの溺水事故に御注意ください!-入浴後はお風呂の水を抜く、ベビーゲートを設置するなどの対策を-(消費者庁)(新しいタブで開きます)
    家庭内で発生した溺水事故78件のうち51件、約7割が保護者等が目を離している間に発生したこと。子どもは声や音を出さず静かに溺れることもあること。日本小児科学会小児救急委員会のアンケートで、声を「出していなかったと思う」が1,156名中1,000名(86.5%)、「バシャバシャ音を立てた」が688名(60.4%)であったこと。入浴後は浴槽の水を抜くことを習慣にし、子どもだけで浴室に入れないようベビーゲートなどを設置すること。大人が洗髪する際には子どもを浴槽から出すこと、浮き輪の使用中でも事故が発生していること。子ども用の浮き輪は救命用具ではなく、腕の届く範囲ですぐ助けられる状況でのみ使用すること。浴槽用浮き輪が回転して顔が水中に潜った事例。タオルを取りに行くなどほんの数秒と思える時間でも事故が発生していること。入浴の際に複数の保護者が関わるようにすればより安全であること。使用後の洗濯機、洗面器、バケツに水をためたままにしないこと。
  • みんなの消費安全ナビ Vol.693 家庭用プールでの事故を防ぎましょう!(消費者庁)(新しいタブで開きます)
    わずか10cmの深さの水でも溺れるおそれがあり、必ず大人が付き添うこと。大人が近くにいても立ち位置によって死角が生じたりするため注意すること。静かに溺れることも多いと言われていること。遊び終わったら必ずその都度すべての水を抜き片づけること。
  • 令和7年における水難の概況等(警察庁 生活安全局・PDF)(新しいタブで開きます)
    子供の水難防止のため、子供一人では水遊び等をさせず、幼児や泳げない学童等には必ずライフジャケットを着用させ、その者を保護する責任のある者が付き添うなどして目を離さないようにすること。ライフジャケットは体のサイズに合った物を選び、正しく着用すること。