誤飲を防ぐ
医薬品・ボタン電池・磁石
子どもが開けられない前提の容器も開く
手先が器用になり、チャイルドレジスタンス機能のある容器も開けてしまいます。1歳までと同じ置き場所の対策を、そのまま続けます。
左は危険な例、右は安全な例です。
- すること:医薬品は鍵かロックのかかる場所に置き続ける
祖父母宅のバッグ、床に置いたかばんの中も危険です。 - しないこと:ボタン電池を家の中に出したままにしない
飲み込むと電気分解でアルカリができ、短時間のうちに消化管を傷めるおそれがあります。過去には食道に穴があき、その先の大動脈が破れた事例もあります。症状がなくても、吐かせずにすぐ受診し、電池の種類と使用状況を医師に伝えます。 - しないこと:食べものの容器に洗剤などを移し替えない
詰め替えた本人以外には、中身が伝わりません。 - しないこと:自分のおもちゃを、下の子の手の届くところに置かせない
この年齢からは「上の子」の側になります。ビー玉、おはじき、ビーズ、小さなボールは、日本玩具協会が誤飲の多い玩具として挙げているものです。3歳未満向けの玩具は、ST基準でも子供PSCマークPSCマークのうち、主に子どもが使う製品を対象にしたもの。2025年12月に3歳未満向けおもちゃとベビーベッドで、2026年7月にベッドガードとベビーカーで表示が義務になった。国の技術基準への適合と、対象年齢・警告表示の表示が求められる。でも小部品の円筒に収まってはいけないと決まっていますが、3歳以上向けの玩具にその制限はありません。下の子がいる家では、遊び終わりに自分で片づけるところまでを一区切りにします。 - しないこと:高い場所に置いただけで、済ませない
消費者庁は、1メートル以上の高さや扉のある場所に保管していても、踏み台などを使って取り出してしまうケースがあるとして、複数の対策を組み合わせるよう求めています。この年齢は、自分で足場を運んできます。 - しないこと:缶やペットボトルを灰皿の代わりに使わない
消費者庁は、ニコチンが溶け出した液体は体に吸収されやすく、特に危険だとしています。加熱式たばこのスティックは紙巻きたばこより小さく、金属片が内蔵された製品もあり、誤飲が複数報告されています。吸い殻はビニール袋に包んで密閉し、たばこを床やテーブルに置いたままにしません。 - しないこと:たばこを飲んだら、吐かせず、水も牛乳も飲ませない
日本中毒情報センターは、家庭で吐かせることは勧められておらず、吐物が気管に入って危険だとしています。ニコチンの吸収を早めるので、牛乳も水も与えません。何も飲ませず直ちに受診し、銘柄名かパッケージを持って行きます。たばこ誤飲事故専用電話(365日24時間)は072-726-9922です。 - しないこと:小さな磁石と吸水樹脂ボールを家に置かない
ネオジム磁石は複数個が腸壁をはさんでくっつき、消化管に穴があきます。吸水樹脂ボールは腸の中で膨らみ、腸閉塞などを起こします。経済産業省が販売の法規制を進めた製品です。どちらも症状がなくてもすぐ受診します。
🛍 グッズの選び方
PR- ボタン電池は個別に仕切られたケースに入れ、使用済みも必ず回収します。
- 戸棚ロックは開ける頻度に合わせて選びます。使いにくいと必ず使わなくなります。
- 冷蔵庫には扉の形に合った専用ロックを付けます。開き戸用は冷蔵庫の扉には効きません。
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この項目の根拠
- Vol.561 家庭内での医薬品や洗剤の誤飲を防止しましょう!(消費者庁)(新しいタブで開きます)
医薬品は子どもの目と手の届かない場所、鍵のかかる場所に保管すること。1メートル以上の高さがある場所や扉のある場所に保管していても、子どもが踏み台などを使用し取り出してしまうケースもあるため、複数の対策を組み合わせること。食品に似た見た目の製品には特に注意が必要であること。 - Vol.624 体の中で、くっつく「マグネットセット」、膨らむ「吸水樹脂ボール」の危険-誤飲事故防止のため販売規制へ(消費者庁)(新しいタブで開きます)
ネオジム磁石製のマグネットセットと吸水樹脂ボールが子どもにとって危険であること。磁石は腸壁を挟んで留まり消化管穿孔、吸水樹脂ボールは腸内で膨らみ腸閉塞などの重篤な症状を引き起こす可能性があること。経済産業省において販売の法規制を実施するための作業が進められていること。 - 子どものボタン電池の誤飲事故に気をつけましょう!─電池の放電によるアルカリで消化管が損傷します─(国民生活センター)(新しいタブで開きます)
誤飲したボタン電池が消化管に接触して電気が流れると電気分解によってアルカリが作り出され、タンパク質を溶かす性質があるため消化管壁が損傷(化学やけど)を受ける可能性があること。コイン形リチウム電池が最も危険で、食道に穴が開いてその先の大動脈の壁も溶かし、大動脈が破裂して失血死となること。飲み込んだものは無理に吐かせず、速やかに医療機関を受診し、電池の種類や使用状況を医師に伝えること。 - Vol.628 たばこ誤飲 - 加熱式たばこも要注意!(消費者庁)(新しいタブで開きます)
飲料の缶やペットボトルを灰皿代わりに使用することはやめること。ニコチンが溶け出した液体は身体に吸収されやすくなるため特に危険であること。加熱式たばこのスティックは紙巻きたばこより小さく、誘熱体として金属片が内蔵された製品もあり誤飲事故も複数報告されていること。たばこを床やテーブルの上などに放置せず、子どもの目に触れない場所や手の届かない場所に保管すること。吸い殻は直接捨てずにビニール袋などに包装して密閉するなど、子どもが容易に取り出せない工夫をすること。たばこが浸っていた液体を飲んだ場合や普段と違う様子がある場合は、何も飲ませず直ちに医療機関を受診すること。受診時は可能な限り銘柄名やたばこのパッケージを持参すること。 - たばこ 中毒事故が起こったら(公益財団法人 日本中毒情報センター)(新しいタブで開きます)
たばこの誤飲について、家庭で吐かせることは勧められておらず、吐物が気管に入ってしまうことがあり危険であること。たばこ葉からニコチンが水分に溶け出し体内に吸収されやすくなるため、牛乳も水も与えないこと。たばこ誤飲事故専用電話(365日24時間対応・情報提供料無料・自動音声応答による一般向け情報提供)072-726-9922。 - お子さまの誤飲事故を防ぐための、安全なおもちゃの選び方(一般社団法人日本玩具協会)(新しいタブで開きます)
ST基準によれば3歳未満を対象とした玩具は、その玩具本体や取り外し可能な構成部分等が既定の小部品円筒内にどのような位置関係であれ完全に収まってはならないこと。誤飲した玩具の種類はビー玉・おはじき、ビーズを使った玩具、小さなボールの順に多かったこと。