赤ちゃんとこどもの安全ノート › 6〜9歳

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無断課金

オンラインゲームの無断課金

認証をかけていても、抜け道がある

国民生活センターには、子どもが無断で課金したという保護者からの相談が多く寄せられています。契約当事者が小中高生の2022年度の相談件数は4,024件で、契約購入金額の平均は約33万円でした。とくにスマートフォンやタブレットでの小学生・中学生の無断課金が目立つとされています。

オンラインゲームの課金の比較図。左は危険な例で、子どもがひとりで大人のスマートフォンを持ち、課金の購入ボタンを押そうとしている。右は安全な例で、画面に鍵のしるしが出ていて購入が止められており、大人がとなりで一緒に画面を見ている 左は危険な例、右は安全な例です。
左:ひとりで購入まで進める/右:承認制にして、一緒に見る
  • すること:
    保護者のスマホで遊ばせるなら、アカウントを必ずログオフする
    国民生活センターが最初に挙げている対策です。ログインしたままだと、パスワードも生体認証も子どもの側から変えられます。
  • すること:
    子ども専用のアカウントを作り、ペアレンタルコントロールで課金を承認制にする
    古いスマホを渡すときも、子ども専用アカウントにします。ペアレンタルコントロール端末やサービスに備わる、保護者が子どもの利用を管理する機能。課金を承認制にする、使える時間帯を決める、といった設定ができる。機能で、課金を保護者の承認制に設定できます。
  • すること:
    アカウント決済とキャリア決済の<strong>両方</strong>に承認を設定する
    片方だけだと、もう片方が抜け道になります。パスワードは子どもが類推できない文字列にします。
  • すること:
    キャリア決済の上限額を下げる
    上限額は引き下げられます。子ども用のスマホを契約するときは、その場で設定します。
  • しないこと:
    子どものスマホに入力したカード情報を、そのままにしない
    ゲーム以外の目的で一度入力した番号が、あとで課金に使われた事例があります。使い終わったら削除します。
  • すること:
    決済完了メールと明細を、日ごろから見る
    55万円の事例は1年気づかれませんでした。早く気づけば、金額が小さいうちに止められます。
  • すること:
    課金の仕組みを、子どもと一緒に確認する
    国民生活センターは、禁止するだけでなく子ども自身が考えて適切に付き合えるように、仕組みを一緒に見てルールを決めることも挙げています。

「対策してある」が破られた、4つの実例

国民生活センターが挙げている相談事例です。どれも、保護者は対策をしていたつもりでした。

  • 小学生。母親のスマホを母親のアカウントにログインしたまま貸したところ、 娘がアカウントのパスワードを変更して登録済みのクレジットカードで課金
  • 小学生。課金に母親の指紋認証が必要な設定にしていたが、 母親のアカウントにログインしたままだったため、 息子が自分の指紋を追加登録して約5万円を課金
  • 中学生。5か月のあいだにキャリア決済携帯電話の通信料金と合わせて支払う決済方法。上限額を引き下げられる。で約5万円。 保護者は上限額を引き下げられることを知らなかった
  • 中学生。1年前から総額約55万円。 数年前に母親がゲーム課金以外の目的で息子のスマホに入力したカード番号が使われた

共通しているのは、親のアカウントのまま渡したことと、 一度入力した決済情報が残っていたことです。

取り消せる場合と、取り消せない場合

民法では、未成年者が保護者の同意なく契約した場合は取り消すことができます。

ただし国民生活センターは、子どもが保護者のアカウントでログインしたスマホで課金した場合は、 アカウントの所有者である保護者が決済を行ったとみなされる場合もあるとしています。 上の「ログオフする」が効くのは、安全対策としてだけではありません。

起きてしまったら、最寄りの消費生活センターへ。 全国共通の電話番号は消費者ホットライン 188です。

🛍 グッズの選び方

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  • 設定をかけても、なぜ払ってはいけないのかが分からないままだと抜け道を探します。課金の仕組みそのものを、子どもが自分で読める形にします。
  • 子ども向けの本はまんがや図で説明しているものを選びます。この年齢では、文章だけの解説は読み通せません。
  • 親の側は、ルールの決め方が具体的に書いてあるものを選びます。「話し合いましょう」で終わる本では、その場で何を決めるかが出てきません。
  • キャッシュレスを扱っているかを確かめます。現金のやりとりだけの本では、画面の中でお金が減る感覚は伝わりません。

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この項目の根拠
  • 子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面に注意!!(国民生活センター・2024年3月13日)(新しいタブで開きます)
    契約当事者が小学生・中学生・高校生のオンラインゲームに関する2022年度の相談件数は4,024件で、契約購入金額の平均は約33万円と高額であること。特にスマートフォンやタブレット端末での小学生・中学生の無断課金に関する相談が目立つこと。相談事例として、母親のアカウントにログインした状態のスマホを小学生の娘に貸したところ娘がアカウントのパスワードを変更して登録済みのクレジットカードで課金した事例、課金に母親の指紋認証が必要な設定にしていたが母親のアカウントにログインした状態であったため小学生の息子が自分の指紋を追加登録して約5万円課金した事例、中学生の息子が5か月の間にキャリア決済で約5万円課金し保護者は上限額を引き下げられることを知らなかった事例、中学生の息子が1年前から総額約55万円を課金し数年前に母親がゲーム課金以外の目的で入力したクレジットカード番号が使われた事例。保護者へのアドバイスとして、保護者のスマホで遊ばせる場合は保護者のアカウント(AppleやGoogle)を必ずログオフすること、子ども専用のアカウントを作成しペアレンタルコントロール機能で課金を承認制に設定すること、アカウント決済とキャリア決済のそれぞれに決済時の承認を設定しパスワードは子どもが類推できない文字列にすること、子どものスマホに入力したクレジットカード情報は忘れずに削除すること、キャリア決済は必要に応じ上限額を低くすること、日頃から決済完了メールや明細を確認すること、子どもが遊ぶゲームの課金の仕組みを一緒に確認しルールを決めること。民法では未成年者が保護者の同意なく契約した場合は取り消すことができるが、子どもが保護者のアカウントでログインしたスマホで課金した場合はアカウントの所有者である保護者が決済を行ったとみなされる場合もあること。消費者ホットライン「188」番。