赤ちゃんとこどもの安全ノート › 6〜9歳

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学校でのけが

学校でのけがが起きている場面

打った・ひねったを、その日のうちに本人から聞き出す

日本スポーツ振興センターが医療費を給付した災害の集計では、小学校のけがは「休憩時間」中に最も多く発生し、全体の約半数を占めています。中学校になると「課外指導授業以外の学校の指導のこと。部活動がその大半を占める。」中が最も多く、そのほとんどが体育的部活動です。どちらも、指導者の目が行き届きにくい時間です。

鉄棒での比較図。左は危険な例で、鉄棒のバーの上に立ち上がって手を離してふざけており、下に別の子が寄っている。右は安全な例で、両手でバーをしっかり握ってぶら下がり、順番を待つ子は離れて並んでいる 左は危険な例、右は安全な例です。
左:バーの上に立ち、手を離す/右:両手で握り、待つ子は離れる

どこで、いつ起きているか(日本スポーツ振興センター・令和7年版/令和6年度分)

小学校・いつ休憩時間中が最も多く、全体の約半数。指導者がその場にいない時間帯です。
小学校・どこ運動場・校庭が最も多く、次いで体育館・屋内運動場、教室。
中学校・いつ課外指導授業以外の学校の指導のこと。部活動がその大半を占める。中が最も多く、そのほとんどが体育的部活動によるものにします。
中学校・どこ体育館・屋内運動場と運動場・校庭に多く、次いで学校外の運動場・競技場、学校外体育館、教室、道路。
小学校・何で体育用具・遊具別では鉄棒が最も多く、次いで雲てい、ぶらんこ。運動種目別では跳箱運動が最も多く、次いでバスケットボール、マット運動、サッカー・フットサル。
小学校・どこを部位別では手・手指部が最も多く、次いで足関節、眼部、頭部。
  • すること:
    「休憩時間に何をして遊んでいるか」を聞く
    学校でのけがの話を「体育で」と思いこむと、いちばん多い時間帯を外します。休み時間の遊びが、実際の発生場面です。
  • すること:
    打った・ひねった・ぶつけたを、その日のうちに申告させる
    休憩時間は指導者がその場にいないので、本人が言わないと誰も知りません。「言ったら遊べなくなる」と思わせない聞き方にします。
  • すること:
    遊具ごとの約束を、入学後に一度決め直す
    体育用具・遊具別では鉄棒が最も多く、次いで雲てい、ぶらんこです。就学前とは高さも使い方も変わります。
  • しないこと:
    頭・首を打ったときは、本人の「大丈夫」で判断しない
    すぐに症状が出ないことがあります。その日は運動をやめ、呼びかけへの反応、吐き気、同じことを繰り返し言う、手足の力が入らないかを見ます。首を痛めた可能性があるときは動かさず119番です。
  • すること:
    中学に上がったら、見る場所を部活動に移す
    中学校では課外指導授業以外の学校の指導のこと。部活動がその大半を占める。中が最も多く、そのほとんどが体育的部活動です。練習の強度、休憩の取り方、指導者の立ち会いを、小学校のときとは別に見ます。
  • すること:
    目をぶつけたときは、見え方を本人に確かめる
    部位別では手・手指部が最も多く、次いで足関節、眼部、頭部です。目のけがは外から分かりにくいので、見えにくさやかすみを本人に聞きます。
この項目の根拠
  • 学校の管理下の災害[令和7年版]概況(日本スポーツ振興センター・PDF)(新しいタブで開きます)
    令和6年度に医療費を給付した災害の発生状況。小学校では「休憩時間」に最も多く発生し、全体の約半数を占めていること。場所別では「運動場・校庭」が最も多く、次いで「体育館・屋内運動場」「教室」が多いこと。体育用具・遊具別では「鉄棒」が最も多く、次いで「雲てい」「ぶらんこ」が多いこと。運動種目別では「跳箱運動」が20.2%で最も多く、次いで「バスケットボール」「マット運動」「サッカー・フットサル」が多いこと。部位別では「手・手指部」が最も多く、次いで「足関節」「眼部」「頭部」が多いこと。中学校では「課外指導」中に最も多く発生しており、「課外指導」のほとんどは「体育的部活動」によるものであること。場所別では「体育館・屋内運動場」「運動場・校庭」に多く発生し、次いで「学校外運動場・競技場」「学校外体育館」「教室」「道路」が多いこと。