寝床を作り変える
ベビーベッドの柵を越えての転落
足がかりから柵の上端まで50cm未満だと、のぞき込んだ頭の重さで落ちる
伝い歩きができるようになると、ベビーベッドの柵につかまって立ち、外をのぞき込みます。この時期の転落は、柵を乗り越えるのではなく、のぞき込んだときに、頭の重さで前に落ちる形で起こります。だから柵が高くても、足がかりがあれば落ちます。
左は危険な例、右は安全な例です。
- すること:足がかりから柵の上端まで50cm以上になる段まで下げる
寝返りができるようになったら一段下げ、つかまり立ちを始めたら、いちばん下まで下げます。目安は、足がかりになる面から柵の上端まで50cm以上です。 - しないこと:ベッドの中に、踏み台になるものを入れない
厚い布団、クッション、大きいぬいぐるみ。寝かせるのに必要なもの以外を入れないのは、窒息を防ぐためでもあり、足がかりを作らないためでもあります。 - すること:柵は、使うたびに必ず上げる
消費者庁は、寝かせる際はできるだけベビーベッドを使い、転落防止用の柵は常に上げるよう求めています。下ろしたまま離れません。 - しないこと:落ちる先に、硬いものや角のあるものを置かない
消費者庁は、転落に伴う二次的な事故を防ぐため、子どもの周囲に硬い物を置かないよう求めています。 - しないこと:柵の高さだけを見て、安心しない
事例のベッドは床から85cmありました。それでも落ちています。見るのは足がかりからの高さです。
何が起きたか(日本小児科学会 傷害速報 No.7)
11か月・体重9kg・身長73cmの赤ちゃんが、乳児用ベッドから転落しました。 伝い歩きができ、抱っこすると上に上ろうとする段階でした。
測られた寸法です。畳の面から柵の上部までは85cm。 ところが、布団から足がかりになる横桟までが11.5cm、 その足がかりから柵の上部までは35cmしかありませんでした。
委員会はこう書いています。 「この事例の月齢では、50cm未満の高さから覗き込めば、頭が重いため転落する」。 そして「育児用品は、足がかかる位置からの高さが50cm以上となる構造にしないと転落が発生する」と。
🛍 グッズの選び方
PR- 床板の高さを変えられるものを選びます。この時期に下げられないと、買い替えになります。
- 柵の内側に足がかりになる横桟がない構造かを、商品ページの写真で見ます。
- マットレスはベッドの内寸に合うものを選びます。小さいものを入れると、周りにすき間ができます。
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この項目の根拠
- 傷害速報 No.7 乳児用ベッドからの転落(日本小児科学会・PDF)(新しいタブで開きます)
11か月・体重9kg・身長73cmで、伝い歩きができ抱っこすると上に上ろうとする段階の乳児が、乳児用ベッドから転落した事例。畳面から柵上部まで85cm、ベッド内の布団から足がかりとなる横桟までの高さが11.5cm、足がかりから柵上部までが35cmであったこと。委員会コメントとして、この事例の月齢では50cm未満の高さから覗き込めば頭が重いため転落すること、育児用品は足がかかる位置からの高さが50cm以上となる構造にしないと転落が発生すること。 - みんなの消費安全ナビ Vol.691 転落事故は「環境づくり」で予防!(消費者庁)(新しいタブで開きます)
家具からの転落について、寝かせる際はできるだけベビーベッドを使用し、転落防止用の柵は常に上げること。転落に伴う二次的な事故を防ぐために、こどもの周囲に硬い物を置かないこと。