溺水を防ぐ
浴室の水 ── 入浴中と、入浴以外の時間
0〜1歳の入浴中の溺水が最も多い。家庭内の78件のうち約7割が目を離したあいだ
消費者庁は、0〜1歳の入浴中の溺水事故が最も多いとしています。家庭内で起きた溺水78件のうち、51件、約7割が保護者等が目を離しているあいだでした。浅い水でも危険です。この時期は、一緒に入っているあいだと、入浴以外の時間の両方に危険があります。
左は危険な例、右は安全な例です。
- すること:大人が髪や体を洗うあいだは、子どもを浴槽から出す
浮き輪を使っていても同じです。上がるときも、子どもを先に浴室から出します。 - すること:入浴後は、浴槽の水を抜くことを習慣にする
浴槽に水がなければ、浴室に入っても溺れません。鍵やゲートは開け忘れの一回で意味がなくなりますが、水を抜く対策だけは、そのあとの開け忘れに左右されません。 - すること:浴室のドアに、子どもが開けられないロックをつける
浴室のドアは、洗濯や掃除のついでに開けたままになります。閉めるのを覚えるより、子どもの手が届かない高さに後付けのロックをつけるほうが続きます。消費者庁はベビーゲートの設置も挙げています。 - しないこと:使い終わった洗濯機・洗面器・バケツに、水をためたままにしない
消費者庁は、洗濯機にはチャイルドロックをかけてふたを開けられないようにするよう求めています。ドラム式の扉は床から50cm前後にあり、この月齢でも開けられます。 - すること:呼び鈴や電話で出るときは、子どもを連れて出る
沐浴の時期と同じ原則です。浴室に残して出る理由は、この月齢でもありません。
大人が髪を洗うあいだ
消費者庁は、「大人が洗髪する際には、子どもを浴槽から出しましょう」とし、 浮き輪の使用中でも同じとしています。
事例です。「入浴のために首に浮き輪をつけ浴槽に浮かべていた。 5分ほどして保護者が脱衣所から浴室に戻ると、浴槽の底に沈んでいた」(0歳男児、要入院)。
浴槽用の浮き輪や首浮き輪で報告されている事例の月齢は、 6か月・7か月・9か月に集まっています。 一人で座れるようになって湯船に座らせ始め、親が自分の髪を洗えるようになる月齢が、ちょうどここです。 浮き輪は、待たせるための道具ではありません。
🛍 グッズの選び方
PR- 浴室・洗面所のドアには高い位置に後付けできるロックを付けます。子どもの手が届かない高さが前提です。
- 引き戸なら引き戸にも使えるストッパーを選びます。開き戸用のロックは引き戸には効きません。
- ふろふたは、子どもの体重では開かない・ずれないものを選びます。ふたの上に乗って浴槽に落ちる事故があるので、ふたは「残し湯をしない」ことの代わりにはなりません。
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この項目の根拠
- 御家庭内での子どもの溺水事故に御注意ください!-入浴後はお風呂の水を抜く、ベビーゲートを設置するなどの対策を-(消費者庁)(新しいタブで開きます)
子どもの中でも0〜1歳の入浴中の溺水事故が最も多いこと。家庭内で発生した溺水事故78件のうち51件、約7割が保護者等が目を離している間に発生したこと。入院を要する事例が多く死亡例もあること。浅い水でも危険であること。大人が洗髪する際には子どもを浴槽から出すこと、浮き輪の使用中でも同様であること。入浴のために首に浮き輪をつけ浴槽に浮かべていたところ、5分ほどして保護者が脱衣所から浴室に戻ると浴槽の底に沈んでいた事例(0歳男児、要入院)。子どもが小さいうちは入浴後は浴槽の水を抜くことを習慣にすること。子どもだけで浴室に入れないようベビーゲートなどを設置すること。使用後の洗濯機、洗面器、バケツに水をためたままにしないこと、洗濯機にはチャイルドロックをかけて蓋を開けられないようにすること。 - Injury Alert No.4 浴槽用浮き輪による溺水(日本小児科学会・PDF)(新しいタブで開きます)
浴槽用浮き輪による溺水の事例(0歳9か月)。 - Injury Alert No.32 首浮き輪による溺水(日本小児科学会・PDF)(新しいタブで開きます)
首浮き輪による溺水の事例(6か月)。 - 子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック(消費者庁・PDF)(新しいタブで開きます)
子どもが浴室に入ってしまい、浴槽をのぞき込み転落し溺れることがあること。入浴後は浴槽の水を抜き、浴室には外鍵を付けて子どもが入れないようにすること。