赤ちゃんとこどもの安全ノート › 7〜11か月

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手づかみ食べ

手づかみ食べが始まったら

のどを通る大きさは1.5cm以下。対象月齢の表示は、誤嚥を保証していない

手づかみ食べは、生後9か月頃から始まります。積極的にさせたい行動ですが、一口の量を大人が決められなくなります。この時期はまだ奥歯がなく、歯ぐきでつぶせる硬さでなければかみつぶさずに丸ごと飲み込みます。

食べものの大きさの比較図。左は危険な例で、ベビーチェアに座った赤ちゃんの前に丸ごとのミニトマトと丸ごとのぶどうが置かれ、大きなパンのかたまりを口いっぱいにほおばっている。右は安全な例で、やわらかく煮て1.5cm以下に切ったにんじんとさつまいもの小片が並び、赤ちゃんが指でつまんで口に運んでいる 左は危険な例、右は安全な例です。
左:丸ごと・大きいかたまり/右:1.5cm以下に切って、やわらかく煮る
  • すること:
    のどを通る大きさ ── 1.5cm以下に切る。小さくても豆類は別
    国民生活センターは、1歳前後の乳幼児に食事を与える際は喉を通過するサイズ(1.5cm以下)に小さくちぎるよう求めています。1歳児の口径は3cmほどですが、喉の大きさは直径1cm以下です。口に入る大きさなら、のどに詰まりうる大きさです。ただしこれは丸飲みによる窒息を防ぐ目安で、気管に入る誤嚥食べものや飲みものが、食道ではなく気管のほうへ入ってしまうこと。を防ぐ数字ではありません。豆類は小さくても危険です。
  • すること:
    歯ぐきでつぶせる硬さまで加熱する
    親指と人差し指で軽くつまんで形が崩れるくらいが目安です。にんじんやさつまいもは、箸がすっと通るまで煮ます。生の野菜スティックは、まだ早いです。
  • しないこと:
    対象月齢の表示だけを見て、原材料を見ないまま与えない
    上の事例のとおりです。豆が入っていないかを原材料の欄で確かめます。噛まずに飲み込む癖のある子では、とくに注意します。
  • しないこと:
    食べものを口に入れたまま、はいはいで移動させない
    消費者庁は、食品を口に入れたまま遊んだり、話したり、寝転んだりさせないよう求めています。座って食べ終えるまでを一区切りにします。
  • しないこと:
    泣いている子をあやそうとして、食べものを食べさせない
    消費者庁が名指しで挙げている場面です。泣きながら吸い込みます。
  • しないこと:
    大人や上の子の皿を、手の届く位置に置かない
    自分で手を伸ばして取れるようになります。丸いもの、豆・ナッツの扱いは1〜2歳の「食品による窒息」、もち・白玉・こんにゃくゼリーは3〜5歳の「食品による窒息は、まだ続く」にまとめました。
  • しないこと:
    食べ終わったスタイのまま、寝かせない
    こども家庭庁は、保育施設の日常の点検項目に「よだれかけを外してから、子どもを寝かせている」を挙げています。食事のあとそのまま昼寝に移ると、着けたままになります。ひもが首に巻き付き、布が顔を覆います。

対象月齢の表示を信じて与えた例(日本小児科学会 傷害速報 No.45)

10か月の子が、市販のベビーフード(豆と肉入りのシチュー、 対象は9か月〜)を食べたあとに、気管支異物と化学性肺炎を起こしました。 気管支から出てきた大豆片のひとつは 8mm×3mm の大きさでした。

委員会はこう書いています。 「この大きさのものが10か月児の気管支に入っていれば、 気道閉塞に近い状態となり、呼吸困難をきたすことは容易に想像できる」。

包装には「9か月頃から、歯ぐきでつぶせる固さ」と書かれており、 注意書きに誤嚥食べものや飲みものが、食道ではなく気管のほうへ入ってしまうこと。のことは書かれていませんでした。 ベビーフードの指針にも業界の自主規格にも、誤嚥食べものや飲みものが、食道ではなく気管のほうへ入ってしまうこと。に関する記載はありません。 対象月齢の表示は、誤嚥食べものや飲みものが、食道ではなく気管のほうへ入ってしまうこと。しないことを保証していません。 原材料の欄に豆が入っていないかを、自分で見ます。

🛍 グッズの選び方

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  • 麺も肉も葉野菜も切れる刃のものを選びます。やわらかいもの専用だと、取り分けの食事で使えません。
  • 刃が開かないロックが付いたものを選びます。食卓やかばんの中で開くと危険です。
  • ケース付きを選ぶと持ち歩けます。外食や取り分けのときに、その場で短く切れます。

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