赤ちゃんとこどもの安全ノート › 7〜11か月

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はじめての夏

家庭用のビニールプール

わずか10cmの深さでも溺れる。大人が複数いても、死角ができる

初めての夏に、ビニールプールを買う時期です。消費者庁は「わずか10cmの深さの水でも溺れるおそれがあります」としています。小さな子どもは大人よりも転びやすく、転んだあとすぐに立ち上がることができません。

家庭用プールの比較図。左は庭のビニールプールの中で赤ちゃんがうつ伏せに倒れて顔が水に入っている。すぐそばに大人が2人いるが、1人は上の子にタオルをかけ、もう1人はホースを片づけていて、どちらもプールに背や横を向けている。右は同じプールで、大人が1人プールのすぐ横にしゃがんで赤ちゃんの体を両手で支え、顔を見ている。もう1人の大人は離れた場所で上の子の着替えをしている 左は危険な例、右は安全な例です。
左:大人は複数いるが、全員が別を向いている/右:見る人を決めて、手を添える
  • すること:
    だれが見ているかを、言葉で決める
    大人が複数いるほうが危ない場面があります。事例も、大人が何人も世話をしていたのに、一人がきょうだいに対応したすきに起きました。「いま私が見る」と口に出して交代します。
  • しないこと:
    着替えやきょうだいの世話で、一瞬でも目を離さない
    消費者庁は、子どもの着替えの手伝いなどでプールから離れるときも、プールにいる子どもから目を離さないよう求めています。事例の出発点がこれです。
  • すること:
    音ではなく、目で確かめる
    静かに溺れます。動きの少ない子にも目を向けます。
  • しないこと:
    浅いから大丈夫、と考えない
    10cmで溺れます。この月齢はプールの中で転ぶと、自分で起き上がれません。
  • すること:
    遊び終わったら、その都度すべての水を抜く
    ためたままにしません。浴槽の残し湯と同じ原則です。

何が起きたか(消費者庁 Vol.693)

水深20cmのビニールプールで、子ども数人を遊ばせていました。 保護者等の大人が数人で世話をしていて、 その子はプール内で伝い歩きをしていたところでした。

きょうだいがプールから上がりたいと言ったため、保護者がそちらに対応しました。 「次に保護者が見たときにプールで溺れているこどもを発見」。 救命処置で意識は戻りましたが、救急搬送されて入院となりました。0歳11か月です。

大人が何人もいて、全員が子どもたちの世話をしている場面でした。 消費者庁は「大人が近くにいても、立ち位置によって死角が生じたりするため注意」とし、 「静かに溺れることも多いと言われています」と書いています。

🛍 グッズの選び方

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  • 深さが浅く、小さいものを選びます。水の量が少ないほど、遊び終わりに抜ききるのが楽になります。
  • コンクリートの上に直接置きません。下に敷くマットがあると、転んだときの打ちどころが変わります。
  • 水を抜く作業が面倒だと続きません。排水栓のあるものを選びます。空気入れの要らないものだと、出すのも片づけるのも短時間で済みます。
  • 日よけは、自立してプールから離れずに張れるものを選びます。直しに行くあいだが、目を離す時間になります。

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この項目の根拠
  • 御家庭内での子どもの溺水事故に御注意ください!-入浴後はお風呂の水を抜く、ベビーゲートを設置するなどの対策を-(消費者庁)(新しいタブで開きます)
    子ども用の浮き輪は救命用具ではなく、子どもが一人で使用する商品ではないこと。腕の届く範囲で、万が一の時にすぐ助けられる状況でのみ使用すること。浴槽用浮き輪をつけて遊ばせていて回転して顔が水中に潜った事例。浮き輪の使用中でも事故が発生していること。
  • みんなの消費安全ナビ Vol.693 家庭用プールでの事故を防ぎましょう!(消費者庁)(新しいタブで開きます)
    水深20cmのビニールプールでこども数人を遊ばせ、プール内で伝い歩きしていたこどもとそのきょうだいを保護者等の大人数人が世話をしていたところ、きょうだいがプールから上がりたいと言ったため保護者が対応し、次に保護者が見たときにプールで溺れているこどもを発見、救命処置で意識が戻り救急搬送し入院となった事例(0歳11か月)。小さなこどもは大人よりも転びやすく、すぐに立ち上がることができないこと。わずか10cmの深さの水でも溺れるおそれがあり、必ず大人が付き添うこと。こどもの着替えの手伝いなどでプールから離れるときは、プールにいるこどもから目を離さないようにすること。大人が近くにいても、立ち位置によって死角が生じたりするため注意すること。活発なこどもに目が行きがちだが動きが少ないこどもにも留意すること、静かに溺れることも多いと言われていること。遊び終わったら必ずその都度すべての水を抜き片づけること。