転落を防ぐ
窓・ベランダからの転落
落ちるのは3〜8歳。まだ登れないこの時期が、補助錠と足がかりを片づける時期
窓やベランダからの転落は、3〜8歳を中心に起きます。この月齢の子が落ちることは、まずありません。それでもここに置いているのは、まだ自分で登れないうちが、手を打てる時期だからです。登れるようになってからでは、ベランダの物を片づける機会がなくなります。
左は危険な例、右は安全な例です。
- すること:いま、窓とベランダに補助錠をつける
消費者安全調査委員会は、子どもの手が届かない位置として床から150cm程度以上を想定しています。もとからあるクレセント錠は、子どもが立てば届く高さにあります。 - すること:エアコンの室外機を、手すりから60cm以上離す
国土交通省のガイドラインが定めている距離です。離せないときは、高さ90cm以上の柵で室外機を囲います。手すりの高さが105cm以上ある場合も、足がかりになる物は手すりから60cm程度離します。 - すること:ベランダと窓ぎわから、登れるものを下ろしておく
収納ボックス、プランター、使わなくなったおもちゃ、ごみ箱、水槽。自分で登れるようになってからでは、片づける機会がなくなります。まだ登れないこの時期のうちに下ろします。 - しないこと:ベランダを、遊び場にしない
東京都は、ベランダの環境づくりの第一にベランダを子供の遊び場にしないようにすることを挙げています。ヒヤリ・ハットを経験した世帯では、ベランダで子供を遊ばせている割合が高いという調査結果もあります。消費者庁も、窓やベランダの周辺を遊び場にすることには、子どもが認識し得ない危険があるとしています。まだ出られないこの時期に、ベランダを「出ると楽しい場所」として覚えさせないでおきます。 - すること:ブラインド・カーテンのひもを、手の届かない高さにまとめる
窓ぎわの対策をするこの機会に、ひもも片づけます。消費者庁は、ブラインドやカーテンのひもによる窒息は0歳から起こるとし、ひもを手の届かない所にまとめ、近くに踏み台になる物を置かないよう求めています。つかまり立ちと伝い歩きが始まると、窓ぎわのひもに手が届きます。自分ではほどけません。くわしくは0〜3か月タブ「ひも・コードによる窒息」にまとめました。 - しないこと:網戸を、閉じているから安全だと考えない
網戸はレールに乗っているだけです。消費者庁は1歳の体重でも、寄りかかると外れて転落することがあるとしています。網が剥がれかけていないか、外れやすくなっていないかを見ます。 - すること:換気のときも、補助錠をかけたままにする
消費者庁は、換気をする際も補助錠を付けるよう求めています。開く幅を制限できるタイプなら、風を通しながら止められます。
🛍 グッズの選び方
PR- 開く幅を制限できるタイプだと、換気しながら転落を防げます。
- 賃貸ならねじ不要(粘着・はさみ込み式)のものを選びます。
- 床から150cm程度以上に取り付けることが前提です。サッシの上端近くに付けられる形かを見ます。
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この項目の根拠
- 子どもの転落事故に注意!─住環境や発育・発達に応じた事前の対策を─(消費者庁・PDF)(新しいタブで開きます)
窓・ベランダ等からの転落は3〜8歳を中心に幅広い年代で発生していること。1歳の体重でも網戸に寄りかかると外れて転落することがあり、網戸が外れやすくなっていたり網が剥がれそうになっていないか確認すること。子どもが勝手に窓を開けたりベランダに出たりしないように、窓には子どもの手の届かない位置に補助錠を付けること、換気をする際も同様であること。窓の近くにソファ、ベッド、棚などの家具や、ベランダの手すり付近に使わなくなったおもちゃ、ごみ箱、プランター、水槽等は踏み台にしてしまうので置かないこと。エアコンの室外機は手すりから60cm以上離すか、上からつるすこと。窓を開けた部屋やベランダでは小さな子どもだけで遊ばせないこと。 - 子供をベランダからの転落事故から守るために(東京都商品等安全対策協議会 注意喚起リーフレット・PDF)(新しいタブで開きます)
ベランダの環境づくりの第一に「ベランダを子供の遊び場にしないようにする」が挙げられていること。転落事故が起きたきっかけとして「ベランダの外に興味をひかれて」「子供をベランダで遊ばせていた」「洗濯物・布団を干していた」「少しの間、子供を部屋に一人にさせていた」の4つが示されていること。 - 事故等原因調査報告書 住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故(消費者安全調査委員会・PDF)(新しいタブで開きます)
補助錠は子どもの手の届かない位置(床上150cm程度以上を想定)に設置すること。ガイドラインでは室外機等をベランダの手すりから60cm以上離すことを定めており、離隔距離を確保できない場合は室外機等を高さ90cm以上の柵で囲うこと。手すり高さが105cm以上の場合、手すりから足掛かりとなる物を60cm程度離すこと。 - Vol.625 窓やベランダからの転落に注意 - 子ども自身が危険性を認識していない例も(消費者庁)(新しいタブで開きます)
窓やベランダからの転落について、子ども自身が危険性を認識していない例もあること。 - 子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック(消費者庁・PDF)(新しいタブで開きます)
ブラインドやカーテンのひもなどによる窒息は0歳から起こること、ひもを手の届かない所にまとめる、踏み台になる物を近くに置かない、ひも部分のない製品を選ぶという対策。