転落を防ぐ
階段からの転落
入院した39件のうち6割以上が0〜2歳。最上段から落ちれば数メートルの落差になる
階段からの転落は、はいはいを始める1歳前から起こります。消費者庁の分析では、階段等から転落して入院を要した39件のうち、6割以上の26件が0〜2歳でした。一段ずつの高さは小さくても、最上段から最下段まで落ちれば数メートルの落差になります。
左は危険な例、右は安全な例です。
- すること:階段に転落防止の柵をつけ、常に閉めてロックする
消費者庁は、柵を付けたうえで閉め忘れのないようにし、子どもが開けられないようロックを掛けるよう求めています。1歳児が、閉め忘れた柵から階段を転落し、全身打撲と頭部挫創で2日間入院した事例があります。 - すること:階段の上には、ねじ止め式か、固定用カップ付きの突っ張り式を選ぶ
東京都は「ねじどめ式や固定用カップをつけたつっぱり式は、柱や壁にねじ等でとめるため、カップのないつっぱり式よりも、より強固に固定できます」としています。検証では、固定用カップを使わない突っ張り式のほとんどが、耐衝撃性試験で基準に適合しませんでした。 - すること:扉が階段側へ開かない向きに取り付ける
東京都は、階段の上では扉が階段側に開かないよう設置するよう求めています。開けた勢いで、子どもごと階段側へ出ます。 - すること:買う前に、設置できる場所の表示を確かめる
階段上への設置禁止など、設置する場所・幅・材質によって使える製品が違います。拡張パネルを足すと耐衝撃性が低くなる製品もあります。 - すること:設置したあとも、定期的に確かめる
突っ張り式は使っているうちにゆるみます。通るたびに押して、動かないかを見ます。 - しないこと:抱っこで階段を上り下りするとき、手すりがふさがる持ち方をしない
滑りにくい靴やスリッパをはき、手すりを使える状態にします。荷物を持ったまま抱っこで降りない、と決めておきます。
🛍 グッズの選び方
PR- 階段の上に置くなら、ねじ止め(壁固定)か、固定用カップ付きの突っ張り式を選びます。製品ごとに設置できる場所が取扱説明書で指定されているので、買う前に確認します。
- 設置幅を測ってから選びます。拡張フレームが別途必要になる場合が多く、先に確認しておきます。
- 大人がまたがずに通れるドア付きだと、開けたあとに閉める動作が一続きになります。
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この項目の根拠
- 子どもの転落事故に注意!─住環境や発育・発達に応じた事前の対策を─(消費者庁・PDF)(新しいタブで開きます)
階段等から転落して入院を要する事故は39件で、6割以上の26件が0〜2歳であること。頭部・顔面・首の受傷が25件と最も多いこと。一段ずつの高さは小さいが、最上段から最下段まで落下すれば数メートルの落差になり、入院を要する事故も発生していること。階段からの転落事故は、ハイハイを始める1歳前から発生し、歩けるようになる1歳の子どもを中心に多くみられること。1歳男児が階段の柵を閉め忘れたことにより転落し、全身打撲と頭部挫創で2日入院した事例。階段上への設置禁止など、設置する場所・幅・材質によって使えるベビーゲート等の種類が異なるため、購入前に設置する場所や商品の表示をよく確認すること。常に閉める習慣をつけ、定期的に確認し、対象年齢を超えたら使用をやめること。 - ベビーゲート等を安全に使いましょう!【危害・危険情報】(東京都生活文化局・PDF)(新しいタブで開きます)
ねじどめ式や固定用カップをつけたつっぱり式は、柱や壁にねじ等でとめるため、カップのないつっぱり式よりもより強固に固定できること。特に階段の上では、ねじどめ式や固定用カップをつけたつっぱり式のベビーゲートを、扉が階段側に開かないように設置すること。 - ベビーゲート等の使用に関する安全確保 令和元年度 東京都商品等安全対策協議会 報告書概要(東京都生活文化局・PDF)(新しいタブで開きます)
検証実験で、特に固定用カップを使用しないつっぱり式商品のほとんどが耐衝撃性試験で基準不適合であったこと。製造事業者等は「階段上につっぱり式」の設置を不可とする一方で、実際には「階段上につっぱり式」を設置している家庭が多数であること。拡張パネルの装着により耐衝撃性が低くなる商品もあったこと。 - 子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック(消費者庁・PDF)(新しいタブで開きます)
ハイハイをする頃から階段からの転落が起きるので、転落防止の柵を付けて、閉め忘れのないようにし、子どもが開けられないようにロックを掛けること。 - みんなの消費安全ナビ Vol.691 転落事故は「環境づくり」で予防!(消費者庁)(新しいタブで開きます)
抱っこして階段を移動する場合は、滑りにくい靴・スリッパ、手すりを使用すること。