赤ちゃんとこどもの安全ノート › 4〜6か月

の時点での最新情報を掲載しています。

外出先で

外出先のおむつ交換台

備え付けのベルトは転落を防ぐものではない。落ちたとき、目を離していた時間は1〜3秒が最多

商業施設や駅のベビールームにある、折りたたみ式のおむつ交換台です。消費者庁・国民生活センターの医療機関ネットワークには、約9年間で58件の転落事故が寄せられ、けがをした部位の71%が頭部でした。寝返りができるようになるこの時期から起こります。

外出先のおむつ交換台の比較図。左は折りたたみ式の交換台に赤ちゃんが寝かされ、備え付けのベルトが締められずに台の横に垂れていて、ママは台に背を向けて足元のかばんを探っており、赤ちゃんが台の縁から頭と腕をはみ出させている。右は同じ交換台で、おむつ・おしりふき・ごみ袋が台のすぐ横にそろえて置かれ、ベルトが赤ちゃんのおなかに締められ、ママが両手を赤ちゃんに添えている 左は危険な例、右は安全な例です。
左:ベルトを締めず、背を向けて探しもの/右:先にそろえ、ベルトを締め、手を離さない
  • すること:
    のせる前に、使うものを全部出しておく
    落ちた・落ちそうになった経験のある保護者のうち86%が子どもから離れたり目を離したりしており、そのうち58%がその時間を1〜3秒程度と答えています。かばんから何か取り出すあいだに落ちます。
  • すること:
    片付けとごみ捨ては、子どもを降ろしてからにする
    使用済みのおむつを捨てに行く動作が、事例として挙がっています。
  • すること:
    ベルトを締めたうえで、片手を体に置いたままにする
    ベルトは横ずれを抑えるだけで、伸縮性があるため寝返りやずり這いは止められません。手を離す前提の装置ではないので、締めたら手を添えます。
  • しないこと:
    交換台に座らせたり、立たせたりしない
    おむつ交換のときだけ使う台です。
  • すること:
    上の子を連れているときは、先に上の子の居場所を決めてから台にのせる
    「一緒にいた他の子どもの面倒を見ていた」という状況が事例として報告されています。上の子を先にトイレに行かせてから台にのせる、上の子に台から離れて立っていてもらう、同行者がいれば上の子を見てもらう。どれもできないときは、交換台を使わず車の中や床で替えます。
  • すること:
    落ちて頭を打ったときは、様子を見ずに受診する
    0歳6か月が折りたたみ式の交換台から墜落し、おでこを打撲した事例があります。泣きやんだあとに吐く、機嫌が戻らない、ぐったりする場合はすぐに受診します。

ベルトを締めても落ちる

備え付けのベルトには、「横ずれ防止のためのものであり、お子様の転落を防止するものではありません」 と警告表示されている製品があります。 ベルトに伸縮性があるため、バックルを留めていても、寝返りやずり這いを止められません。

調査では、ベルトがあったのに締めていなかった保護者が74%でした。 横ずれは抑えられるので、締めたほうがよいことは変わりません。 ただし、締めたことを理由に手を離してよい製品ではありません。

🛍 グッズの選び方

PR
  • 片手で開けるおむつポーチだと、台の上で両手がふさがりません。
  • 使い捨ての防水シートがあると、台を気にせず置けて、交換そのものが短く済みます。
  • 開くとそれ自体が替えシートになるポーチなら、おむつとおしりふきが一緒に広がります。かばんの中を探る動作が要らなくなります。

リンクはAmazonアソシエイトリンクです。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。 選び方の方針

この項目の根拠
  • おむつ交換台からの子どもの転落に注意!─ 頭部損傷リスクが高く、入院する事例が寄せられています ─(国民生活センター)(新しいタブで開きます)
    医療機関ネットワークに2010年12月以降の約9年間で、外出先の施設などのおむつ交換台からの子どもの転落事故が58件寄せられていること。危害部位は頭部が71%(41件)を占め、入院を要したのは9件でそのうち8件が頭部を受傷していること。保護者の74%が備え付けのベルトがあったにもかかわらず締めていなかったこと。保護者の86%が子どもから離れたり目を離したりしており、そのうち58%がその時間は1〜3秒程度と回答したこと。形状は折りたたみ式タイプが多いこと。事前に準備し、子どもを降ろした後に片付けやごみ捨てをすること、備え付けのベルトを必ず利用すること、転落して頭部を打った場合は医療機関を受診すること。寝返りができるようになりつかまり立ちをし始める頃から事故がみられること。
  • Injury Alert No.104 おむつ交換台からの墜落による前額部打撲(日本小児科学会・PDF)(新しいタブで開きます)
    0歳6か月が折りたたみ式おむつ交換台から墜落し前額部を打撲した事例。折りたたみ式おむつ交換台に付属しているベルトは「横ずれ防止のためのものであり、お子様の転落を防止するものではありません」と警告表示されていること。ベルトに伸縮性があるためバックルを安全にロックしていても乳幼児の寝返りやずり這いなどを制限できないこと。子どもを交換台に座らせたり立たせたりせず、おむつ交換時のみ使用すること。墜落時の保護者の行動として「一緒にいた他の子どもの面倒を見ていた」「かばんから物を取り出していた/収納していた」が報告されていること。