赤ちゃんとこどもの安全ノート › 4〜6か月

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おもちゃを選ぶ

おもちゃの安全基準と状態の点検

誤嚥がいちばん多いのは6か月から1歳未満。直径10mmの部品で死亡した事例がある

おもちゃは口に入れる前提で選びます。消費者安全調査委員会の調査では、おもちゃを誤嚥食べものや飲みものが、食道ではなく気管のほうへ入ってしまうこと。した月齢は6か月から1歳未満が最も多く、26%でした。買うときに基準マークと対象年齢を確かめ、使っているあいだは壊れはじめた時点で処分する。この2つで決まります。

おもちゃの点検の比較図。左はくまのぬいぐるみの片目が糸1本でぶら下がり、胸の縫い目のほつれから綿がのぞいていて、横にはラトルから外れた赤い円盤状の部品が落ちている。右は同じくまの目を大人が指でつまんで引っぱり、取れないか確かめている 左は危険な例、右は安全な例です。
左:目が取れかけ、縫い目がほつれている/右:指でつまんで引っぱり確かめる
  • すること:
    おもちゃの部品が、トイレットペーパーの芯を通らないか見る
    通るものは、のどに詰まりうる大きさです。ラトルの先、歯がためのリング、縫い付けの飾りを、一つずつ確かめます。
  • すること:
    STマークのある製品を選ぶ
    日本玩具協会の基準に適合し、協会が指定した検査機関の検査に合格したおもちゃに付きます。この基準では、3歳未満を対象としたおもちゃは、本体も取り外せる部品も、決められた小部品の筒の中に完全に収まってはならないとされています。
  • しないこと:
    対象年齢だけを見て、大きさを確かめないままにしない
    調査では、3歳未満を対象年齢としながら、小部品の筒に収まる大きさのおもちゃが存在しうることが示されました。対象年齢の表示は、大きさの保証ではありません。
  • すること:
    買うときは、子供PSCマークと対象年齢の表示を見る
    2025年12月から、3歳未満向けのおもちゃは子供PSCマークPSCマークのうち、主に子どもが使う製品を対象にしたもの。2025年12月に3歳未満向けおもちゃとベビーベッドで、2026年7月にベッドガードとベビーカーで表示が義務になった。国の技術基準への適合と、対象年齢・警告表示の表示が求められる。の対象になりました。国の技術基準への適合と、対象年齢・警告表示の表示が義務になりました。ただし制度開始より前に製造・輸入されたものは、マークがなくても売られています。
  • すること:
    目・鼻・ボタンを、洗うたびに指でつまんで引っぱる
    ぬいぐるみの目や鼻は代表的な誤飲パーツです。糸がゆるんで動くようになったら、縫い直すのではなく処分します。
  • しないこと:
    上の子のおもちゃを、赤ちゃんの手の届く場所に残さない
    対象年齢3歳以上のおもちゃには、のどに詰まる大きさの部品が含まれています。上の子が遊び終わったら箱に戻す、赤ちゃんを下ろす前に床を見る、という手順を決めます。
  • しないこと:
    ひものついたおもちゃを寝床に入れない
    寝返るとひもが首に巻きつきます。モビールやメリーも、手が届く高さに下げません。

上の子のおもちゃで起きた死亡事故(消費者安全調査委員会)

生後9か月の男の子が離乳食を食べていたとき、突然顔色が悪くなり、 徐々にぐったりしました。家族が背中をたたき、人工呼吸をしましたが、 10〜15分後に到着した救急隊員が心肺停止を確認しました。 口の中から出てきたのは、直径約10mmの人形用のおしゃぶり型のおもちゃでした。 兄姉のおもちゃで、いつどこで口にしたかは分かっていません。 窒息による低酸素症と診断され、集中治療を受けましたが、約3か月後に亡くなりました。

調査では、誤嚥食べものや飲みものが、食道ではなく気管のほうへ入ってしまうこと。したおもちゃの大きさは「6〜10mm」が40%、 形は「どの面からみても同じような大きさの物(球形・立方体等)」が49%でした。 種類はビー玉・おはじき、ビーズを使ったおもちゃ、小さなボールの順に多くなっています。

また、シミュレーションでは、大きさや形だけではのどがふさがるとは考えにくいおもちゃでも、 粘り気のある液体と混ざって咽頭や喉頭に入ると、気道をふさいで窒息に至りうることが示されました。 この事故が離乳食中に起きていることと重なります。

🛍 グッズの選び方

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  • STマーク日本玩具協会の玩具安全基準に適合し、協会が指定した検査機関の検査に合格したおもちゃに付く任意のマーク。3歳未満向けのおもちゃには、決められた小部品の筒に収まる大きさの部品を使えないという規定がある。の表示があり、対象月齢の下限がこの時期に合っているものを選びます。
  • 買う前に、取り外せる部品がないかを商品ページの写真で見ます。球形や立方体の小さな部品がついているものは避けます。
  • 口に入れる前提なので、まるごと洗えるかを確かめます。洗うたびに、目・鼻・飾りを引っぱって点検できます。
  • 電池を使うものは、電池のフタがねじ止めになっているものを選びます。

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この項目の根拠
  • 事故等原因調査報告書 玩具による乳幼児の気道閉塞事故(消費者安全調査委員会・PDF)(新しいタブで開きます)
    生後9か月の男児が離乳食を食べていた際に突然顔色不良となり徐々にぐったりし、救急隊員が心肺停止を確認、口腔内から兄姉(幼児)の人形用のおしゃぶり型の玩具(直径約10mm)が出てきて、窒息による低酸素症との診断により集中治療がなされたが約3か月後に死亡した事例。玩具を誤嚥した当時の月年齢は6か月から1歳未満との回答が26%で最も多く、1歳以降は減少する傾向がみられたこと。誤嚥した玩具の大きさは「6〜10mm」が40%、形状は「どの面からみても同じような大きさの物(球形・立方体等)」が49%を占めたこと。誤嚥した玩具の種類はビー玉・おはじき、ビーズを使った玩具、小さなボールの順に多かったこと。ST基準によれば3歳未満を対象とした玩具は、その玩具本体や取り外し可能な構成部分等が既定の小部品円筒内にどのような位置関係であれ完全に収まってはならないこと。しかし3歳未満を対象年齢とした玩具でありながら小部品円筒の中に収まる大きさのものである可能性が考えられること。大きさや形状からはのどの閉塞が発生するとは考えにくい玩具が、粘度のある液体等と入り混じって咽頭や喉頭に入ると気道を閉塞し窒息に至る可能性があること。保護者が対象年齢は子供の発達や安全面を考慮して設定されるものであることを十分に理解していない可能性が考えられること。
  • お子さまの誤飲事故を防ぐための、安全なおもちゃの選び方(一般社団法人日本玩具協会)(新しいタブで開きます)
    STマークは、検査機関の検査に合格(ST基準に適合)した玩具に付けることができるマークであり、「安全面について注意深く作られたおもちゃ」として玩具業界が推奨するものであること。日本玩具協会が1971年に業界の自主的措置として制度を立ち上げたこと。
  • みんなの消費安全ナビ Vol.677 こども向けの製品に関する新しい制度、「子供PSCマーク」がはじまりました!(消費者庁)(新しいタブで開きます)
    令和7年(2025年)12月25日より、「乳幼児用玩具(3歳未満向けおもちゃ)」および「乳幼児用ベッド(ベビーベッド)」への「子供PSCマーク」の表示制度が始まったこと。国の技術基準への適合と、対象年齢や使用上の注意事項の表示が義務となったこと。2025年12月25日より前に製造・輸入された玩具は、マークがなくても販売できること。