赤ちゃんとこどもの安全ノート › 4〜6か月

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はじめに

離乳食とおんぶで、変わったこと

開始は5〜6か月頃。アレルギーを心配して遅らせる根拠は無い。おんぶは首がすわってから

離乳食の進め方は、この20年で2回更新されています。当時の指導どおりに子育てをした人ほど、いまと違うことを教えてくれます。どちらが正しいかではなく、いつの指針かで見分けます。

おんぶで事故が起きる場面の比較図。左は危ない例で、母親が立ったまま腰をかがめずに赤ちゃんを背中へ回していて、赤ちゃんの体が片側に大きく傾き、背中とのあいだにすき間ができて脇からすべり落ちそうになっている。床には何も敷かれていない。右は安全な例で、同じ母親が床にひざをついた低い姿勢で背負っていて、赤ちゃんの体は背中に沿い、母親が片手で背中を支えていて、床には厚いマットが敷いてある 左は危険な例、右は安全な例です。
左:立ったまま背負い、体が傾いている/右:低い姿勢で背負い、手を添え、下にマットを敷く
  • すること:
    離乳食の本は、2019年以降のものを選ぶ
    2007年と2019年で内容が変わっています。手元の本や、人からもらった本の発行年を見ます。2019年より前のものは、卵の扱いがいまと違う可能性があります。
  • しないこと:
    アレルギーが心配だから、と自己判断で遅らせない
    こども家庭庁は、湿疹がある場合やすでに食物アレルギーと診断されている場合について、自己判断で対応することで状態が悪化する可能性があるとして、必ず医師の指示に基づいて行うよう求めています。遅らせないことも、遅らせることも、自分で決めません。
  • すること:
    おんぶは「危ないから減った」わけではない、と知っておく
    公的機関がおんぶを避けるよう求めている資料は見当たりません。言われているのは、首がすわってから、背負う・降ろす切り替えのときが危ない、背中は様子が確認しにくいの3つです。国民生活センターも、抱っこひもは昔からおんぶひもとして活用されてきた道具だとしています。
  • すること:
    事故の起き方は、抱っことおんぶで違うと知っておく
    東京都の調査では、4か月未満は抱っこでの事故が多く(抱っこ34件に対しおんぶ3件)、4か月以上はおんぶに関する事故が過半数を占めます。事故は、抱っこでは前かがみなどの使用中に、おんぶでは着脱時に集中します。くわしくは0〜3か月タブ「抱っこひもからの転落」にまとめました。

この時期に関わるもの

  • 離乳食の開始 … いまは生後5〜6か月頃。 1995年の「改定 離乳の基本」では「早くても4か月以降」が目安でした。 2007年の「授乳・離乳の支援ガイド」で5〜6か月頃に変わっています。 1980年代は、5か月未満で始めた人が半数近くいました
  • 卵などの開始時期 … 遅らせません。 2019年の改定で、 「食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、 食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はない」と明記されました。 同じ改定で、離乳初期に試すものの例に固ゆでした卵黄が加わっています
  • おんぶ … いまも避けるべきものではありません。 変わったのは道具の主流で、対面抱っことおんぶを兼ねる抱っこひもが増えました。 おんぶは首がすわってからで、安全基準では4か月からです
この項目の根拠