そのときどうするか
熱でけいれんを起こしたとき
横向きに寝かせて、口には何も入れない。揺すらない。時間を見る
熱の上がりぎわに、体を反らせて両手を強く曲げ、ガクガクと震えることがあります。初めて見ると、何が起きたのか分からないまま時間が過ぎます。このサイトは事故を防ぐための項目でできていますが、やってはいけないことを知らないまま出くわすと、かえって危ないことなので、ここだけは載せます。呼ぶかどうかで迷う時間を作らないために、けいれんしていたら119番という線で書いています。
- すること:119番に電話する
意識がない、呼吸がおかしい、顔色が青白い、けいれんしている。このサイトでは、どれかに当てはまったら相談ではなく119番としています。迷う時間を作らないためです。 - すること:衣服をゆるめて、横向きに寝かせる
青森県の小児救急ガイドブックは、衣服をゆるめて右を下にした横向きに寝かせるとしています。吐いたものがのどに詰まるのを防ぐ姿勢です。 - すること:口の中に吐いたものがないかを見て、あれば取り除く
同じ資料が、家庭での処置として挙げています。 - すること:始まった時刻と、様子を見ておく
けいれんの仕方、続いた時間、熱があるかどうかを見ておきます。受診したときに、医師が判断する材料になります。 - しないこと:揺すったり、叩いたりしない
刺激を与えると、けいれんをさらに悪化させることがあります。名前を呼んで起こそうとしたくなりますが、やりません。 - しないこと:口の中に物を入れない。くわえさせない
窒息の原因になります。舌を噛まないようにと、指やタオルを入れるのは誤りです。
あらかじめ医師の指示がある場合
熱性けいれんを起こしたことがあり、医師から予防や、けいれんが起きたときの処置を 指示されている場合は、その指示に従います。抗けいれんの座薬を処方されていれば、 指示どおりに使います。
ただし、インフルエンザなどの流行期には脳炎などの合併症もあるため、注意が必要だと 青森県の資料は書いています。
この項目の根拠
- 小児救急ガイドブック「けいれんが起きたとき」(青森県・PDF)(新しいタブで開きます)
けいれんが起きたときの家庭での処置として、衣服をゆるめ右下に横向きに寝かせること、口の中に嘔吐した物などないか確認しあれば掻きだして除去すること、抗けいれん座剤など処方されている場合は投与すること、けいれんの状態(けいれんの仕方、時間など)を観察すること、発熱の有無を確認することが挙げられていること。やってはいけないこととして、ゆすったり叩いたり刺激を与えること(けいれん発作をさらに悪化させることがある)、口の中に物を詰め込んだりくわえさせたりすること(窒息の原因になる)が挙げられていること。熱性けいれんの既往があり医師からあらかじめ予防あるいはけいれん時の処置が指示されている場合はそれに従うが、インフルエンザなどの流行期には脳炎などの合併症もあるので注意が必要であること。熱性けいれんは熱の上がり掛けに起こり、目を開いて一点を見つめて動かないか上方を見つめたきりで顔色が悪くなり、体は反るような感じで両手を強く曲げ時々ガクガク震えたりすること。意識があって手足が寒くて震えるのは悪寒であること。 - 母子健康手帳 任意様式(こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト・PDF)(新しいタブで開きます)
こども医療電話相談事業(♯8000、全国同一の短縮ダイヤル)では、休日・夜間のこどもの症状にどのように対処したら良いのか、病院を受診した方がよいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対応の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられること。