溺水を防ぐ
沐浴・入浴中の溺水
離れる必要が出たら、必ず赤ちゃんを連れて出る
赤ちゃんは、わずかな水深でも、短い時間で溺れます。沐浴は「目を離さない」ではなく「離れる必要が出たら、必ず一緒に連れて出る」が原則です。
左は危険な例、右は安全な例です。
- すること:必要なものを全部そろえてから始める
タオル、着替え、おむつを手の届く場所に並べてから湯に入れます。 - しないこと:ベビーバスを浴槽のふたの上に置かない
ふたがずれたり、たわんだりして転落します。半分開いた浴槽のふたの上でベビーバスを使用していて、0歳6か月が転落し湯の中で発見され死亡した事例があります。 - しないこと:テーブルや洗濯機など、高い場所・不安定な場所で使わない
テーブルの上に置いて湯を入れるため離れたところ、0歳0か月が床へ転落し、くも膜下出血と肝破裂で16日間入院した事例があります。床に置いて使います。 - すること:ベビーバスの空気の量と、股のストッパーを使う前に確かめる
空気量が少ないままだとバランスを崩します。股のストッパーが外れて、0歳6か月がうつぶせで湯に沈んだ事例があります。 - しないこと:赤ちゃんを入れたまま、熱い湯を足さない
やけどを負った事例が報告されています。 - すること:お湯の温度は38〜40℃。湯温計で測り、手でも確かめる
消費者庁は湯温計で測ることを挙げています。給湯器の表示だけを信じません。 - すること:インターホンや電話で離れるときは、必ず赤ちゃんを連れて出る
「すぐ戻るから」が最も危険です。 - すること:入浴後は浴槽のお湯を抜く(残し湯をしない)
子どもが浴室に入ってしまい、浴槽をのぞき込んで転落し、溺れることがあります。0歳のうちは自分で浴室に入れませんが、動けるようになってから習慣を変えるのは難しいので、いまのうちに「入浴後は抜く」を決めておきます。 - すること:お湯を抜けないときは、浴室に入れない仕組みをつくる
どうしてもためておく家庭では、浴室に外鍵やベビーゲートを付けて、子どもが入れないようにします。ふたは乗ると外れるので、ふただけに頼りません。 - しないこと:浴槽用の浮き輪は使わない
母親が洗髪しているあいだに、浮き輪から抜け落ちてうつ伏せで浮いていた0歳児の事例があります。日本小児科学会は、この商品を使用しないよう勧告しています。 - しないこと:首浮き輪に乗せたまま、そばを離れない
保護者が髪を洗うあいだに首からずり落ちて溺れた事例が2件報告されています。首浮き輪は、子どもを一人で待たせるための補助具ではありません。 - すること:首浮き輪を使うなら、毎回ふくらませて空気漏れを確認し、安全ベルトを上下とも留める
首回りに対して浮き輪が大きすぎると、あごと後頭部で引っかかった状態になり、ずり落ちます。 - しないこと:上の子に見ていてもらう、という任せ方をしない
子ども同士の見守りは対策になりません。
🛍 グッズの選び方
PR- 滑り止めと背もたれがあるものだと、片手が空いて洗いやすくなります。
- 湯温計つきのものは、温度確認を忘れにくくなります。
- 毎日使うので、折りたためて乾きやすいものが現実的です。
- リッチェル ふかふかベビーバス ステップアップ(新生児〜12か月頃・ストッパー付)ストッパー付き。沐浴から12か月頃までAmazonで見る →
- リッチェル ひんやりしないおふろマットひんやりしない。寝かせる面を作れるAmazonで見る →
- お風呂用 湯温計(浮かべるタイプ)浮かべるだけ。38〜40℃を目で確かめるAmazonで見る →
- リッチェル ミッフィー ワン・ツーバス(新生児〜3か月頃・ヘッドクッション付)頭を支えるクッション付き。首すわり前向きAmazonで見る →
- 永和 5WAYベビーバス(股ストッパー・0〜12か月・止水栓つき)股ストッパー。ずり落ちを止めるAmazonで見る →
- 東プレ 折りたたみ風呂ふた折りたためる。使うたびに外して立てられるAmazonで見る →
リンクはAmazonアソシエイトリンクです。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。 選び方の方針
この項目の根拠
- 子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック(消費者庁・PDF)(新しいタブで開きます)
子どもが浴室に入って浴槽をのぞき込み転落して溺れることがあること、入浴後は浴槽の水を抜き浴室に外鍵を付けて子どもが入れないようにすること、大人が洗髪する際は子どもを浴槽から出すこと。 - 御家庭内での子どもの溺水事故に御注意ください!-入浴後はお風呂の水を抜く、ベビーゲートを設置するなどの対策を-(消費者庁)(新しいタブで開きます)
0〜1歳の子どもの入浴中の溺水事故が最も多いこと。家庭内で発生した溺水事故78件のうち約7割が保護者等が目を離している間に発生したこと。浅い水でも危険であること。大人が洗髪する際には子どもを浴槽から出すこと、浮き輪の使用中でも同様であること。入浴後は浴槽の水を抜くこと(残し湯をしない)を習慣にし、浴室に子どもだけで入れないようにすること。 - Injury Alert No.4 浴槽用浮き輪による溺水(日本小児科学会・PDF)(新しいタブで開きます)
浴槽用浮き輪による0歳児の溺水事例。 - みんなの消費安全ナビ Vol.646 ベビーバス使用時の事故にご注意を!(消費者庁)(新しいタブで開きます)
半分開いた浴槽の蓋の上でベビーバスを使用中に0歳6か月が転落し死亡した事例、お湯を張った浴槽の蓋の上に置いて蓋がずれ0歳2か月が打撲した事例、股部分のストッパーが外れて0歳6か月がうつぶせで湯に沈んだ事例、テーブルの上に置いて離れた際に0歳0か月が床へ転落しくも膜下出血・肝破裂で16日間入院した事例、赤ちゃんが入ったまま高温の足し湯をしてやけどを負った事例。浴槽の蓋の上では使用しないこと、不安定な場所での使用は避けること、取扱説明書を確認して正しくセットすること、湯温は38〜40℃を湯温計で計ること、タオルや着替えは事前に準備してその場を離れなくて済むようにすること。 - Injury Alert No.32 首浮き輪による溺水(日本小児科学会・PDF)(新しいタブで開きます)
首浮き輪による溺水の2事例。いずれも入浴時に母親が体を洗って目を離したときに発生したこと。首浮き輪はプレスイミングを体験するためのもので子どもを1人で待たせるための補助具ではないこと。首回りに対して浮き輪が大きいとあご下と後頭部で引っかかってずり落ちること。使用前に浮き輪をふくらませて水中で空気漏れを確認し、安全ベルトを上面と下面の両方を確実に留める必要があること。