赤ちゃんとこどもの安全ノート › 0〜3か月

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はじめに

親や友人に教わったことが、古くなっていないか

変わった年がわかるものだけを並べた。古い言い伝えが正しいこともあるので、いまの指針で確かめる

自分の親や、少し上の友人に教わったやり方は、その人が子育てをした当時の常識です。そのあいだに指針が変わったものがあります。ここでは、変わった年が公的な資料で確かめられるものだけを挙げます。言い伝えを否定するためではなく、どれが更新されたのかを一度見ておくためのものです。

昔教わった寝かせ方と、いまの指針の比較図。左は昔の常識で、和室の布団の上で祖母が赤ちゃんをうつぶせに寝かせていて、畳の上にふたの開いた琥珀色の液体の瓶とオレンジ色の飲みもののコップが赤ちゃんの手の届く近さに置かれている。右はいまの指針で、同じ祖母が同じ赤ちゃんをあおむけに寝かせていて、瓶とコップは離れた棚の上に移されており、布団のまわりには何も置かれていない 左は危険な例、右は安全な例です。
左:うつぶせ寝と、手の届くところのはちみつ・果汁/右:あおむけ寝と、離れた場所に片づけた瓶とコップ
  • すること:
    「いつの話か」を聞いてみる
    教えてくれた人が子育てをした時期が分かると、どの指針の時代かの見当がつきます。上の一覧の年より前なら、更新されている可能性があります。責めるためではなく、確かめるためです。
  • すること:
    言い伝えのほうが正しいこともある、と知っておく
    おしゃぶりで歯並びに影響が出るという話は、俗説ではありません。小児科と小児歯科の保健検討委員会は、おしゃぶりを使っている子は上顎前突・開咬・乳臼歯交叉咬合の発現率が極めて高いとしています。ただし2歳頃までにやめれば発育とともに改善するともしています。くわしくは7〜11か月タブにまとめました。
  • しないこと:
    公的機関が言っていないことを、言ったことにしない
    「昔はこうだったが、いまは違う」と書かれた記事のうち、公的機関が実際にそう言っているものは一部です。たとえばベビーパウダーを「いまは勧めない」と明記した公的資料は見当たりません。日光浴から外気浴日に当てることを目的とせず、日陰や朝夕に外の空気へ触れさせること。かつての「日光浴」に代わる考え方。への変更も、よく言われる年を公的資料で裏づけられませんでした。このサイトでは、年を書けるものだけ年を書いています。
  • すること:
    このサイトの各項目も、いつの情報かを見る
    ページの上に、本文を確かめた日を出しています。公的機関のページは、URLが変わらないまま中身が差し替わることがあります。気になる点は、各項目の「この項目の根拠」から出典に当たってください。

0歳のはじめに関わるもの

  • 寝かせ方 … あおむけ。厚生労働省が1999年度から 乳幼児突然死症候群の対策強化月間を始め、重点的に呼びかけています。 月間の開始以降、この病気で亡くなる赤ちゃんは半数以下に減っています。 医学上の理由で医師にうつぶせ寝を勧められている場合を除きます
  • はちみつ … 1歳を過ぎるまで与えません。 厚生省が注意を呼びかける通知を出したのは1987年10月です。 それ以前に子育てをした人は、この注意を聞いていないことがあります
  • 離乳前の果汁 … 栄養学的な意義は認められていません。 「授乳・離乳の支援ガイド」に書かれたのは2007年です。 それ以前は、離乳の準備として果汁を与える指導が行われていました
  • 乳児の心肺蘇生 … 胸骨圧迫心臓が止まったときに、胸の中央を繰り返し押して血液を送り出す手当て。心臓マッサージとも呼ばれる。は指2本ではなく 片手の手のひらの付け根、押す場所は 「両乳頭を結ぶ線の少し足側」ではなく胸の真ん中です。 2025年の指針の改訂で変わりました。 数年前に講習を受けた人の記憶のほうが古くなっています
この項目の根拠