日ざしを避ける
直射日光と紫外線
強い10時〜14時を避ける。ただし外に出ないほうがよいという話ではない
赤ちゃんの皮膚は大人よりデリケートで、紫外線で受ける影響には個人差があります。かつて母子健康手帳にあった「日光浴」のすすめは、いまは「外気浴日に当てることを目的とせず、日陰や朝夕に外の空気へ触れさせること。かつての「日光浴」に代わる考え方。」に変わっています。日に当てることが目的ではなく、日陰や朝夕の外の空気に触れることが目的だという考え方です。散歩に連れて行くときは、強い日差しが直接当たらないように工夫します。
左は危険な例、右は安全な例です。
- しないこと:直射日光に当てない。10時〜14時ごろはとくに
朝夕の涼しい時間帯に出かけます。気象庁のUVインデックス紫外線の強さを0から11以上の数値で表したもの。気象庁が地域ごとに翌日の予測を公表している。で、その日の強さを確認できます。健診や予防接種がこの時間帯になることもあります。避けられないときは日陰を選び、日よけと帽子を使い、移動時間を短くします。時間帯を守ることが目的ではなく、直射日光に当てないことが目的です。 - すること:薄い長袖を着せ、帽子やベビーカーの日よけを使う
つばの広い帽子のほうが、直射日光をさえぎる効果が大きくなります。 - すること:日陰を選んで歩く
日傘や帽子は直接の紫外線を防ぎますが、大気中で散乱した紫外線までは防げません。 - すること:この時期は、日焼け止めより時間帯と覆いで防ぐ
環境省は、乳児の場合は、紫外線の強い時間帯には外へ出さない、覆いをするなど工夫すれば、日焼け止めを使わなくてもよいとしています。日焼け止めは、紫外線を浴びることが避けられないときに効果を高めるもので、長時間あたるために塗るものではありません。歩き始めて日なたにいる時間が増えてからの塗り方は、1〜2歳タブ「熱中症と車内放置」に書きました。 - しないこと:通気性の悪いもので覆わない
紫外線は減らせても、熱がこもって熱中症の心配が出ます。戸外で心地よく着ていられるものを選びます。
ビタミンDのこと
母乳で育っている赤ちゃんや、アレルギーで食事制限のある赤ちゃんは、 骨の成長に必要なビタミンDが不足しがちです。 妊娠中・授乳中の母親は、普段から食事に気をつけるほか、 冬場などには一日15分程度、適度な日差しを浴びることも効果的と考えられています。
🛍 グッズの選び方
PR- つばの広い帽子のほうが、直射日光をさえぎる効果が大きくなります。あごひもかゴムで留まるものを選びます。
- ベビーカーの日よけは、通気性のあるメッシュを選びます。ブランケットで覆うと熱がこもります。
- 出かける前に暑さ指数気温・湿度・日射などから算出する、熱中症の危険度の指標。WBGTとも呼ばれる。日本スポーツ協会の熱中症予防運動指針では、31以上で運動は原則中止、28以上31未満でも激しい運動は中止とされている。を確認できると、時間帯を選びやすくなります。
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この項目の根拠
- 紫外線情報(分布図)(気象庁)(新しいタブで開きます)
UVインデックスの毎正時の予測分布図および解析分布図を公開していること。予測分布図には予測される晴天時UVインデックスと天気を考慮したUVインデックスの図があり、解析分布図は実際の天気から推定したUVインデックスを毎時20分頃に更新していること。 - 紫外線環境保健マニュアル2008 第1章「赤ちゃんと紫外線」(環境省・PDF)(新しいタブで開きます)
赤ちゃんの皮膚は大人よりデリケートで紫外線の影響に個人差があること、日差しの強い10時〜14時頃を避け朝夕の涼しい時間帯に薄い長袖・帽子・ベビーカーの日よけを使うこと、日陰の利用やつばの広い帽子の効果、通気性が悪いと熱中症の心配があること、母乳栄養やアレルギーで食事制限のある赤ちゃんはビタミンDが不足しがちで冬場は一日15分程度の日差しも効果的とされること。 - 紫外線環境保健マニュアル2008 第3章「紫外線による影響を防ぐためには」(環境省・PDF)(新しいタブで開きます)
顔など衣類などで覆うことのできないところには、大人はもちろん子供も上手に日焼け止めを使うのが効果的であること。乳児の場合は、紫外線の強い時間帯には外へ出さない、また覆いをするなど工夫すれば、日焼け止めを使わなくてもよいこと。日焼け止めは紫外線を浴びることが避けられないときに防止効果を高めるものであって、太陽に長時間あたるために使用するのは間違いであること。紫外線防止剤には紫外線散乱剤(無機系素材)と紫外線吸収剤(有機系素材)があり、吸収剤は白くならないがまれにアレルギー反応をおこす人がいること、散乱剤は少々白くなるがアレルギーをおこすことがほとんどないこと。子ども用や皮膚の敏感な方用は散乱剤のみを含むものが多く、「紫外線吸収剤無配合」「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカルサンスクリーン」と表示されていること。化粧品に含まれている成分はすべて表示されているので、何が入っているのか調べられること。効果はSPF(主にUV-Bを防ぐ指標)とPAで表示されること。